この愛の行方は

岸優太くんとふぉ〜ゆ〜に夢中なジャニヲタの日記兼人生のメモ帳

素敵なヲタ卒

幼なじみがヲタ卒した。唯一のJr.担友達で、いろんなことを教えてくれてサマステにも一緒に参戦した彼女がヲタ卒…寂しい気持ちもあるが、話を聴くととても素敵なヲタ卒だと思ったので書きたい。

彼女は小学生の頃からジャニーズが大好きでコンサートにもたくさん行っていた。そして、13歳からヲタ卒する19歳まで1人のJr.のことをずっと応援していた。
DDな私と違って彼1人だけをずっと応援して、クリエでグループを組むことが決まった時も、推されな子達と一緒になることで出番が減ることを心配していて、あまり嬉しそうではなかった。コンサートに行っても他のJr.やメインに目移りすることなく、彼だけを見つめていた。
そもそも、デビューにもジャニーズであることにもこだわりがなく、ジャニーズを辞めてちゃんとした事務所で安定した活動をしてほしい、とよく言っていた。女ネタが上がっても、恋愛禁止アイドルでもないし、2人が幸せなら応援する‼︎と私からすると信じられないことを言う。そんなちょっとだけズレた応援をする、担当というよりも心配性な家族のようだった。

私が岸くん気になる!と言った時も、絶対に自分の担当の方がかっこいいけど〜と言いながら雑誌をくれたり、情報局を紹介してくれたり、岸くんが出演しそうなコンサートやJr.のステージをメールしてくれたりした。ともかく、Jr.担当としてどうやって彼らを応援したらいいのか1から全部教えてくれた。
デビュー組に興味がなくても、担当がバック出演する可能性があれば、遠征し、行ったコンサートは数知れず…
費やしたお金も時間もたぶんかなりなもの、そんな彼女がヲタ卒。

先月末の彼女の誕生日、その日はたまたま日生劇場の「少年たち」の千秋楽だった。
長年ファンをやっていても、誕生日に自担に会えるのは初めてで、少年たちが決まった時からすごく楽しみにしていた。
誕生日から少し経って誕生会を兼ねてあらしっくを含めた幼なじみ3人でごはんに行った。
そこでまさかのヲタ卒宣言
1ヶ月前までは確実に3人の中でヲタ卒から1番遠かったはず
その経緯についてこう話してくれた。
担当は今まで通りすごくかっこよかったし、今も好き。コンサートではなく、舞台で観るのは新鮮で今までとは違ったよさもたくさんでている素敵な現場だった。
席も今までで1番良くて、通路横で真横を通る彼と近くてすごくドキドキした。
これ以上ない、ステージを観させてもらったし、自分の誕生日、席含めて最高だった。

心をコップに、満足感を水に例えると、今までどれだけコンサートに行っても、ドラマのお仕事が来ても、コップに水が入ると同時に、周りのJr.やジャニーズとを見て、仕方ないと分かっていながら待遇を比べてしまったり、事務所に腹が立ったりして底から水が漏れてしまっていた。でも、今回の舞台を見てぴったり全てに水が溜まって漏れることもない、そんな状態になった。
急に推されになって立ち位置が変わったわけでもないし、出番が平等だったわけでもない。
それでも、これ以上ないくらい満たされた気持ちになったらしい。
そして、グループを組んでも組まなくても彼だけを見ていたけれど、初めてSix TONESというグループとしてちゃんと見た。そしたら、今まで以上に担当のことをよく見られた。
それとともに、今まで意地になって1人だけを応援していたことに気づいた。
その後、自分が彼にかける熱量が圧倒的に少なくなり、Jr.の少ない情報を必死に追いかけることもなくなった。あー、ヲタ卒しちゃったんだなぁ〜と気づいてこの話はおしまい。
でも、彼女のコップはまだ水でいっぱいらしい。
これまでジャニーズにどっぷり浸かって来た彼女が本当に卒業できるのかは謎だけども、今のところ自分のキャンパスライフを楽しんでいる。
他の人に目移りして担降りする、担当に飽きる、担当が退所してしまう、さまざまなヲタ卒、担降りのきっかけはあるが、彼女がした、まだ大好きだけど満足したからヲタ卒というのはとても素敵で幸せなヲタ卒だと思う。